message from Tohru
2000年11月13日
| ホームページ・マニアのみなさん『こんにちは』『こんばんは』お元気でしょうか?そして、一歩一歩確実に秋から冬へと向かっている今日この頃、いかがお過ごしのことでしょうか?でも、この頃なんだかお天気が安定しませんよねぇ。どうしてなんでしょうか?普通、秋っていったらねぇ、スカッと晴れ渡った晴天ってのがねぇ、思い浮かぶわけですけれど、今年は何だかスカッとしません。晴れたあ!!って思ったら次の日にはもう雨模様だったりして、本当にスカッとした秋晴れの日って少ないですよね。このまま冬に突入か?っていうのも何かさびしい感じがしますけれど、みなさんは紅葉狩りなんてのに出掛けたりしましたか?日本人は本当に美しさに敏感だと思いませんか?それに、その美しさに対しての絶妙な表現を知ってると思いませんか?だって、『紅葉狩り』ですよっ。この言葉の美しさって言ったらなかなかのもんですよねぇ。紅葉した山々をめぐって秋の景色を楽しむっていう行為自体がなかなかのもんですけれど、その事を『紅葉狩り』と表現する我々日本。すばらしいと思いませんか?だって実際には目で見て感じるだけの行為、紅葉した樹木の枝をもいで来ちゃうわけじゃないのに、そのことに対して紅葉を狩ってくる『紅葉狩り』なんてねぇ。なかなか詩的じゃあないですか?すばらしいですね。そんな、我々日本人の微妙な感覚や表現は大切にしたいものですね。 そんな紅葉の美しい我が国ニッポンの中で僕がここぞ紅葉No.1って言うほどに、信じて疑わない所があります。それは、青森は十和田の奥入瀬渓谷の紅葉です!!もう11月も中旬になってしまったので、奥入瀬の紅葉は多分時期も過ぎちゃってると思いますけれど、本当にこんなにきれいな景色って未だにあったんだぁ…ってしばし呆然とする程なんです。 十和田湖から2・3km入った所から渓流に沿って十和田湖に向かって歩き始めます。自分に覆いかぶさって来るかのように圧倒的な紅葉の世界が右手にも左手にも迫ってきます。途中の斜面に時々現れる幾つかの滝をアクセントにしながら、音楽みたいにうねりのある景色がつづきます。真っ赤に彩られたコーナーがあったり、黄色と茶色のポイントがあったり、そこに緑の木立が混じっていたりで、ひとつの世界が描き出されている。ただ真っ赤に紅葉した景色じゃあこうはいかないんだな…。赤があったり、黄色があったり緑があってはじめて正しい紅葉の景色なんですねぇ。真っ赤なだけじゃダメなんだよなぁ…とつくづく思ったわけです。 僕が行ったのは、去年の11月初めでした。今年の奥入瀬の紅葉はどうだったのかなぁ?気になるところです。夏の天気が紅葉には影響するって言いますもんねぇ。夏がねぇ、信じられないくらいの暑さ続きだったからねぇ…何か情報をゲット(青森方面の方、お願いしますね)しましたら教えて下さい。 あともうひとつ、青森ついでってわけじゃないんですけれど、オススメ『鈴木トオル推奨の宿』ってのがあるんです。八甲田山にある“八甲田ホテル”(017-728-2000)です。八甲田に上がって行く途中に温泉マニアには有名な酸ヶ湯温泉っていうのがありますけれど、そこから少し上がった所です。かなり重厚なログ・ハウス風の建物と、回りの自然環境とが文字どおり自然に調和した静かなホテルです。勿論、温泉の大浴場もあります。メイン・ダイニングでは美味しいフランス料理(和食も選べます)も楽しめます。なぁんと、八甲田の山奥でこんなにお洒落なぁってホテルなんですねぇ。冬場は雪に閉ざされて、まるで冷蔵庫の中ってな具合ですけれど、それはそれですっごく良くて、雪の壁の中をバスが進んで行くんですけれど…またそれが味わい深くてねぇ、いいんです。しかも冬場は、他にお客さんも少ないので静かさ120パーセント状態、温泉大浴場ひとりじめ状態!!いいですよぉ。ああ…何だかすっごく行きたくなってきちゃいました。まずいですねぇ…またもやどっかに行きたい病が顔を出しそうです。(笑) ということで、深まる秋、近づきつつある冬。いい季節に思い出深い旅をしてみるってのもいいですね。僕の場合、しばらくおとなしくしてましょう。今、下町にハマッてるんで浅草あたりの料理屋さんにでも行くとしましょう。えっ、全然おとなしくしてないって…。そうですねぇ(笑)なかなかおとなしくしてられないんですよぉ。こまったもんですね。ハハハ…。 |