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 鈴木三吉商店


2008.4.10


国産のブランド牛も今や千差万別。黒毛と言いつつ別物も出回る始末。
さて、京都は祇園で商いの近江牛だけを使った牛肉料理の店。名前を出すのは、勘弁(主人の雰囲気から察した)願いたい。
人それぞれで好みが別れるだろう和牛のブランドだが、個人的に近江牛は別物感がある。その別格の近江牛の色々な部位を確かな腕を持つ主人が様々な調理法で楽しませてくれる。
お昼のコースで全8品。元々、フランス料理の調理人だった主人だか、その調理法に頼り切ってないトコろもまた素晴らしく、京料理の軸をしっかりと持った料理の数々に驚愕する。デザート前の食事、近江牛ステーキに牛肉しぐれ煮を白いご飯にフリカケて。実は、京都、脈々と肉文化が根付く町である。

 




2008.3.14


物にはどの時代でも流行り廃りがある。特に我々日本人は流されやすい民族なので一旦それが流行り始めると良いも悪いも見境がなくなる。この日本の社会に乗り遅れないように生きる事も大変な事だが、逆に同じ事を頑なに続けてゆくのは、もっと我慢がいる事だ。
神田は淡路町の和洋菓子の店『近江屋菓子店』。このレトロなパッケージの中身は、昔ながらのロールケーキ。柔らかフワフワのスポンジと軽くたてた生クリームの昨今の洋菓子とは全く逆のしっかりドッシリのロールケーキ。バタークリームと周りに塗られた杏子ジャムとココナッツ。
僕らが育った時代には、和洋菓子の店が沢山あった。と、云うよりも洋菓子専門なんて店は珍しかった。大概は、普段は和菓子を中心とした仕事をして、片隅でこんなロールケーキが売られていたし、クリスマスのシーズンだけ洋菓子が店の中心を飾った。『懐かしいなぁ…』などと云う気持で触手が動いた。『昔は他に気のきいた物なかったからなぁ』と大した期待もなく口に運んだ。『美味いッ』…、懐かしいとかそんな事じゃなくホントに美味い。本物は
時代も流行りも関係なく、全てを超えて常に本物である。

 



   
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