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2005.03.25
『山田スタンダード』
彼は、今や押しも押されぬイタリア料理界の巨星であり、ちょっとしたグルマンの中では知らぬ者も居ない程のグラン・シェフだ。
そんな親友の料理人には、定番のメニュー(ひと皿)がある。
彼の店に一回でも足を運んだと云う者ならば必ず口にしている定番中の定番「冷たいトマトのカペリーニ」。
極上の高知産堀田のトマトを使い、その甘味と酸味を冷たい細いパスタに絡めて。器は勿論、パスタ用のフォークまで冷たさ(時に凍ってる時もある)を徹底し、心配りとプレゼンテーションで我々を楽しませる。レストランと云えども、エンターテイメントを忘れない、リストランテ・ヒロのスペシャリテである。
先日、「久々でしょ??どう??」と出されたのを一口(ホントに一口で終わりの量)‥。美味い、文句無しに美味い。
言ってしまえば、彼の料理人生のスタンダード的なひと皿。それは実に説得力のある大切なひと皿でもあると思う。
自分に置き換えてみる。ああ‥、あの曲なのかなぁ…。まだ半信半疑だけれど、そんな気がする‥。
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冷たいトマトのカペリーニ。何度食べても美味い物は美味い。納得の一皿。
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